床材に皮膜を作り、保護や光沢などを出す効果があるフロアコーティングには様々な数種類があります。フロアコーティングは通常のワックス塗装による皮膜とは違い、耐久性が非常に高く、一番耐久性が高い方法になると20年以上の維持が期待できます。その他の種類でも5年や10年以上の維持が期待できます。特に、通常のワックス塗装と異なる部分としては、一度のコーティングのみで簡単に維持ができるという点です。
ワックス塗装の場合では、フロアコーティングの場合とは異なり、皮膜の耐久性が弱く、定期的に古いワックスを落とし新たなワックスを塗り重ねたり、塗りなおしたりする必要があります。フロアコーティングの主な種類には、UVと呼ばれる紫外線照射によって焼き付ける方法、シリコン樹脂を使用した方法、ウレタン樹脂と使用した方法があります。それぞれに特徴があり、UVではコーティングのための所要時間が非常に短く、数時間程度で完了します。シリコン樹脂による場合は、UVではできない塗り直しが可能で、滑りにくく、値段がUVに比べると若干安いです。
ウレタン樹脂の場合では、他のコーティング方法と比べ耐久性が比較的弱く、コーティングに要する時間も1日か2日程度が目安となりますが、他と比べ値段が比較的安価です。この様な、それぞれのコーティングの特徴を理解しておくことで、予算や床材に合ったコーティング方法を正しく選択することが可能となります。