フローリングは、知らない間に傷や凹みなどができているものです。特に、小さい子供やペットを室内で飼っている場合は、小さな傷がついていることが多く、場所によってはとても目立ってしまうものです。浅い傷であれば、自分で市販の補修剤を使って修理をすることができますが、深い傷や広範囲な傷、凹みというのはよけいに被害を広げてしまうこともありますから、専門家に依頼した方が良い場合もあります。特に、合板のフローリングは、表面だけが天然の木で、下はベニヤを貼り合わせたものですから、深い傷が付いてしまうと、下地のベニヤが見えてしまいます。
また、そこから被害が広がってしまうこともありますし、キッチンや洗面所などの水を使う場所などで傷がついてしまうと、内部を腐食してしまう恐れもあります。フローリングの浅い傷というのは、市販の補修剤でも修理を行うことができます。方法としては、傷の部分にクレヨンタイプの補修剤を塗り込むだけですから、手軽に誰でも修理をすることができます。最近はホームセンターなどで手軽に購入することができますから、一度試してみるとよいでしょう。
問題は、深い傷で、クレヨンタイプの補修剤やパテなどでも修繕することは可能ですが、見た目は問題なくなっても、内部で損傷が広がってしまう可能性もゼロではありません。そのため、15~20年を目処に、フローリングを張り替える方がよいでしょう。部分張り替えという方法もありますが、同じ色やサイズのものを選ばないとかえって目立ってしまいますから、注意しましょう。