家の窓を現環境に合ったものにリフォーム
2022年1月18日

高齢者のためのお風呂リフォーム

高齢者の増加に伴って、お風呂での事故も増えています。それは高齢者だから発生するのではなく、構造的な問題があるからです。その問題を解決するために有効なのがリフォームです。お風呂は、脱衣所、洗い場、浴槽に分けることができます。

最も注意すべきは脱衣所と洗い場の温度差です。ヒートショックと呼ばれる現象で、突然死するリスクもあります。冬場にあったかい格好で脱衣所に入って、衣服を脱いで洗い場に入ります。その時に冷え切った状態になっていると急な温度変化に体が耐えられずに心疾患や脳梗塞が起こる恐れがあります。

リフォームで浴室暖房などを使って洗い場を温めておくことができれば、このようなことが起きません。浴室全体の断熱性を上げるだけでも効果があります。また、高低差によっても怪我の原因になるリスクがあります。脱衣所と洗い場、洗い場と浴槽には水が流れることを防ぐために段差が設けられています。

古いお風呂だとその段差が大きくてつまずく危険が潜んでいます。特に洗い場は滑りやすく、転んだ時に勢いよく倒れることもあります。このような段差もリフォームによって、なくしたり、低くしたりすることができます。足があまり上がらない高齢者にとっては、これだけで転倒のリスクを減らすことができます。

さらに安心に入浴するためには、段差がある場所に手すりをつけることも効果的です。浴槽から立ち上がる時にも手すりがあることで安心して移動することもできます。

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